ベートーヴェンとコーヒー

 ヨーロッパでカフェが栄えた都市としてはウィーンやパリが有名です。
この両都市は音楽、もしくは芸術の中心地として知られており、コーヒー文化が芸術とともに根付いていったといえるかもしれません。
 
 ベートーヴェンは、ドイツのボンで生まれましたが、21歳からはウィーンに定住し音楽活動のほとんどをウィーンで行いました。

 ベートーヴェンの時代は、ウィーンにコーヒーハウスが誕生してからすでに100年ほど経っていたのでたくさんのカフェができていたことになります。

 ベートーヴェンもコーヒーをとても好んでいて、かなりのこだわりを持っていたようです。

 一杯のコーヒーを淹れるために60粒の豆を正確に数え、ミルで挽いて淹れていたそうです。

 このこだわりは、彼の音楽にも共通するところがあると思います。

 交響曲の数についてですが、同時代のハイドンが104曲、モーツァルトが41曲という多くの交響曲を作曲したのに対してベートーヴェンは9曲しか作曲していません。

 モーツァルトは短命だったので41曲というのはかなりの数になります。

 つまり、ベートーヴェンは一つの作品に時間をかけ、こだわって曲を作っていたと言うことができます。特に第9番に至っては相当な年月をかけて作曲しています。

 たくさんの曲を作るより、一曲に対する思いというものは彼の音楽からも十分に感じられるはずです。これがロマン派への道しるべとなったのでしょうか。

 完璧を目指すという彼の作曲への姿勢は、ブラームスなど以後の作曲家達に大きな影響を与えています。

 こんなベートーヴェンだから一杯のコーヒーのために60粒の豆を正確に数えるほど、コーヒーに関しても完璧を目指していたのでしょうか。

 ♣クラシック音楽, 珈琲を楽しむ —2006 年 5 月 11 日:

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