イスラム圏での発達

 コーヒーは初めのうちは実をつぶして食用にしたり、煮汁を飲んだりするのが普通で、焙煎して飲むようになったのは13世紀頃からになります。

 今では、世界の様々な国々で飲まれているコーヒーですが、元々はイスラム教の修行僧の眠気覚ましの秘薬として用いられるのみで一般の人々には伝わっていませんでした。

 15世紀頃に一般のイスラム教徒にも飲用が許されると、コーヒーを飲む習慣はイスラム圏全域へと広がっていきました。この頃のオスマン帝国の勢力は最盛期であり、オスマン帝国のヨーロッパ進出とともにコーヒーも広がっていくこととなります。

 トルコ地域では、トルココーヒーいう飲用法も生まれました。

 そして、ヨーロッパとアジアの要の位置を占めていたオスマン帝国はヨーロッパ諸国への影響力はきわめて大きく、ヨーロッパ諸国にしてみると異文化的な習慣など興味深いものが多かったはずです。

 音楽史においても、オスマン帝国の軍隊の音楽をもとにモーツアルトやベートーヴェンがトルコ行進曲をつくったことは有名です。

 コーヒーもオスマン帝国からヨーロッパへと伝わっていくことになります。

 ♣歴史, 珈琲を知る —2006 年 4 月 5 日:

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