コーヒーと水の関係2

 今回は、水に含まれるミネラルについて考えてみようと思います。

 よく、軟水、硬水と言うものを聞くことがあると思うが、その違いは水に含まれるミネラル(カルシウムやマグネシウム)の量にあります。

 WHOの飲料水水質ガイドラインでは、このように分けられています。

軟水 0~60 mg/l
中程度の軟水 60~120 mg/l
硬水 120~180 mg/l
高度の硬水 180mg/l以上

 日本の水道水は硬度が100mg/L以下のものがほとんどで、軟水もしくは中程度の軟水に含まれています。

 私の住んでいる地域は、硬度が低く、20mg/L程度でした。この硬度は水道局などで調べることができます。

 日本に比べて、ヨーロッパや中国の水は硬水が多いようです。中国へ旅行に行ったときなど、「生水を飲むと腹をこわすからやめた方がいい」と言うのは、日本人が硬水に慣れていないこともあるからでしょう。

 ただ、日本においても湧き水や井戸水などを水道水として使用したりする場合、硬度の高いものも存在します。

 私は、いろいろな湧き水や深山の沢の水などを持ち帰って、コーヒーを試しに淹れてみることがありますが、とてもコーヒーがおいしくなる水もあります。

 これは、水に含まれるミネラル分などがコーヒーに含まれる何らかの成分と結びつくことによって起こっているようです。

 例えば料理においても、スープなどを作るときは少し硬度の高い水の方がよくアクが出て臭みがとれるとか、そばを打つとき硬度が高い水を使うとつながりにくいといったことが存在します。

 コーヒーにおいても、ミネラル分の少ない水を使うとコーヒー豆が持っている本来のうまみを引き出しマイルドな味になり、ミネラルが多いと苦みの強いハードな味になります。

 この味に関しては人それぞれ好みはあると思いますが、一般的にコーヒーや茶類などは軟水で入れるのが良いとされています。日本人には軟水で入れたものの方が合っているようです。

 この点で考えると、水道水でも浄水器さえつければ、コーヒーを淹れるのに十分適したものであると言うことができ、下手な天然水を使うより良い場合もあるはずです。

 とはいえ、いろいろな天然水を試していると、コーヒーが断然においしくなるものも見つかることがあります。

 これは、私の住んでいるところが田舎であることと、頻繁に山に入るような生活をしているからできることかもしれません。

 ♣, 珈琲をおいしく —2006 年 3 月 14 日:

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